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奇妙な記録

昨日まで存在した世界を、あなたは証明できるか――SCP-280-JP「縮小する時空間異常」

目の前から、何かが消える。それだけなら、私たちは消えたことに気づける。昨日まで建っていた家がなくなれば、不思議に思う。知人が突然いなくなれば、探す。写真や記録を調べれば、少なくとも「かつて存在した」という痕跡は見つかるかもしれない。では。何...
奇妙な記録

叶わなかった夢を、誰かが最後まで聴いてくれたなら――SCP-548-JPと雨の中の演奏会

夢が叶わなかった人は、世の中にいくらでもいる。途中で諦めた人もいれば、環境が変わった人もいる。そして、自分ではどうすることもできない理由で、その場所まで辿り着けなかった人もいる。もし、その人がいなくなったあとも夢の続きだけが残っていたらどう...
奇妙な記録

誰にも見られなくなったとき、人はいつまで「自分」でいられるのか――SCP-3001「赤い現実」と孤独

人は、一人でも「自分」でいられるのだろうか。少し奇妙な問いかもしれない。自分の名前は知っている。鏡を見れば、自分の顔も分かる。何が好きで、何が嫌いなのか。どんな人生を送ってきたのか。それも覚えている。ならば、他人がいなくても自分は自分のまま...
奇妙な記録

「見るな」と言われるほど、なぜ見たくなるのか――SCP-096と禁じられた好奇心

「見るな」と言われたものほど、見たくなる。理屈で考えれば、おかしな話だ。危険だと警告されたのなら、近づかなければいい。開けるなと言われた箱は、開けなければいい。入るなと言われた場所には、入らなければいい。そして、見るなと言われたものは見なけ...
奇妙な記録

目を離せば死ぬ場所で、誰が最初に瞬きをするのか――SCP-173と「見続ける」収容

「見ている間は動かない」。それだけ聞けば、対処法は簡単に思える。視線を外さなければいい。頑丈な檻も、特殊な武器も必要ない。ただ一体の彫像を見続ける。それだけで危険は止まる。しかし人間は瞬きをする。疲れれば集中力も落ちる。目に埃が入ることもあ...