【司書の記録 No.004】
定期的な資料点検を行っていた際、書架の管理番号「0417」が見当たらないことに気づいた。
前後の番号、0416と0418は揃っている。
台帳を確認したが、0417の登録記録はなかった。
過去の記録にも該当する資料はない。
欠番として処理した。
翌朝。
同じ書架を確認すると、0417の位置に一冊の資料が収まっていた。
背表紙には、確かに「0417」とある。
台帳を再度確認した。
登録はない。
資料を取り出した。
表紙には、
「深夜資料室 閉鎖記録」
と記されていた。
発行日は、来年の日付だった。
本文はすべて白紙。
最後のページだけに、一行印字されていた。
「閉鎖理由については、司書の記録を参照」
現在、この資料は司書室で保管している。
管理番号0417は、台帳上では現在も欠番となっている。



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